2017年2月28日(火)に、小金井女子大学生刺傷事件における裁判で、東京地裁立川支部において、岩崎友宏(28)に求刑17年に対し、懲役14年6か月の判決が言い渡されました。
一連の事件での裁判で、2月23日に行われた意見陳述において、被害者女性の冨田真由さんの「一生刑務所にいてほしい」「今までの判決がこうだから、前例がないからという理由で判断しないでください」といった発言に対し、「じゃあ殺せよ!」と声を荒げたため異例の退廷を命じられるこのととなりました。
以上のようなこともあり、2月28日の今回の裁判においては異例の最終陳述が岩崎被告によって読み上げられる結果となりました。
●異例の最終陳述内容
「この度は、冨田真由さん、ご家族に、まことに大変なご迷惑をかけてしまい、まことに申し訳ありません。前回の不規則発言で、冨田さんに大変怖い思いをさせてしまい、申し訳ございません。今後、冨田真由さんに近づかないこと、そして関わらないことをこの場で誓います。」
「今後、刑務所で忍耐力を持つということを身に着けたい。罰を全うしていきます。」
「殺意は認めません。殺人未遂で起訴されていますけれども、その中の殺害の目的という部分と、殺意というのを、私は否定します。」
以上の内容を、声を張った大きな声で読み上げました。
引用 フジテレビ グッディより
という内容でした。
これに対して検察は、
「この意見陳述は空虚なもので、真摯な態度ではなく、従前通り求刑致します。」と述べ、一旦休廷となり、その後に岩崎被告に対し、14年6か月の懲役が言い渡されました。
岩崎容疑者は、冒頭から最終陳述、判決を受けるまでずっと下をうつむいた様子で聞いていました。むしろ落ち着きを払っているようにも見えたそうです。
周りの弁護士や検察にも目もくれず、全く表情も変えないままうつむいており、謝罪の言葉に会っては最後の語尾を強く上げるような状況でもあったそうです。