芳根京子(よしね・きょうこ)
《生年月日》 1997年2月28日(19歳)
《血液型》 A型
《身長》 159㎝
《出身地》 東京
《特技》 ピアノ・持久走・フルート
●主な出演経歴
・2013年4月11日スタートのフジテレビドラマ「ラスト・シンデレラ」にて女優デビュー
・2014年8月28日スタートのNHK連続テレビ小説「花子とアン」で仲間由紀恵の娘役を演じる
・2015年7月17日スタートのTBSドラマ「表参道高校合唱部!」でドラマ初主演を務める
(このときキャストオーディション1000人の中から選ばれる)
・2016年10月3日スタートのNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインにして
主人公の坂東すみれ役に抜擢される
●難病を乗り越えて
芳根京子さんといえば、中学2年生の時に「ギランバレー症候群」という、運動神経を障害する病気になりました。
その主な症状は、手足に力が入らず動かなくなっていく、胸を大きく動かせず呼吸が苦しくなる、手足の痺れや感覚が鈍くなるというものです。
中学2年生という多感で学校が楽しいという時期にこのような難病にかかり、「1年間学校に通うのが難しい時期がありました。」と芳根さん自身も述べていることから、その辛さが強く伺えます。
その間に芳根さん自身も「この症状で亡くなる方もいらっしゃると知って、命について深く考えるようになった。」と述べています。
本当に大切で貴重な時間を犠牲にするだけでなく、自分の命も危うくなるかもしれないという不安、日常での大きな障害や不便さに耐えられてきました。
そして、今では完全に難病を克服し、持久走で1位を取るなど元気ハツラツに過ごし、ドラマのクランクインも楽しみであると述べています。
今芳根さんの元気や活力は、あの苦しく辛い時期があってのこそであると思います。
深く暗い谷底を知ったからこそ、何でもない平凡な生活があまりに輝いたものであると理解できる。
通常の人はなかなかその谷底までは行くことはないため、その振れ幅は小さいものですが、
芳根さんの場合はその振れ幅がとても大きく、その深みこそが、彼女自身、そして女優としての深みとして生きているのだと思わずにはいられません。
あまりに大きな犠牲を払って、芳根さんは大きなものを得たのであると思います。
現在では、オーディション1000人の中から選ばれるなど、「オーディション荒らし」との異名を取るほどの実力を発揮し続け、平成28年後期NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の主人公も務めるほどになっています。
間違いなく実力は女優である芳根さんの今後の活躍に、期待せずにはいられません。