2016年12月8日19時30分から放送のNHK「ファミリーヒストリー」に
脚本家の倉本聰さんが出演します。
脚本家・倉本聰さんは、自らのルーツに謎がある。母の実家・浅井家は、佐渡で医師をしていたが125年前、ある火事が起こった後、なぜか京都に移り住んだという。一体、何があったのか。次々に見つかる新たな事実に、倉本さんは驚きを隠せなかった。そして、明らかになる父の生涯。ドラマ「北の国から」は、父の影響が色濃く出ているという。父は伝説の柔道家で小説にも描かれた人物。手記や日記から激動の日々が浮かびあがる。
出典:http://www4.nhk.or.jp/famihis/
倉本聰さんとはいったいどんな人物なのでしょうか?
スポンサーリンク
Contents
倉本聰(くらもと・そう)
出典:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34234
《生年月日》 1935年1月1日(81歳)
《血液型》 O型
《出身地》 東京都
《職業》 脚本家
《学歴》 東京大学文学部美学科
《趣味》 絵画 クルマ
《特技》 怪談 スキー
●倉本聰さんの主な経歴
・1959年 ニッポン放送に入社。
・1959年 日本テレビ「パパ起きてちょうだい」で脚本家デビュー。
・1963年 ニッポン放送を退社。
・1977年 北海道富良野市に移住。
・1981年 「北の国から」で話題に。2002年まで放送。
・1984年 「富良野塾」を開設。
・2000年 紫綬褒章受章。
・2005年 「富良野自然塾」を設立。
・2005年 フジテレビ『優しい時間』の脚本を手掛ける。
●ドラマ「北の国から」の脚本家
皆さんは、「北の国から」っていうドラマご存知ですか?
連続ドラマとして放送されたのは、1981年から1982年にかけてのことなので、若い人は知らない人が多いと思います。
かくいう私も見たことありませんが、タイトルは聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
というのも、芸能界にもファンが多く存在し、今でも、テレビで北の国からについて話したり、登場人物のモノマネをしたりといったシーンを目にすることがあるからです。
スポンサーリンク
北の国からというドラマは、東京から故郷の北海道に帰郷して、大自然の中で暮らす一家の姿を描く人間ドラマです。
主演は田中邦衛さん。
それまで、脇役として出演することが多かった田中の驚きの抜擢でした。
当時の日本はバブル真っ只中、浮かれる日本という国に対して、倉本さんがこのドラマに込めたメッセージは、豊かさとはなんなのか?ということでした。
当時、倉本さんが、地元の北海道新聞に寄せた文章を引用します。
「都会は無駄で溢れ、その無駄で食う人々の数が増え、全ては金で買え、人は己のなすべき事まで他人に金を払い、そして依頼する。他愛ない知識と情報が横溢し、それらを最も多く知る人間が偉い人間だと評価され、人みなそこへ憧れ向かい、その裏で人類が営々と貯えてきた生きるための知恵、創る能力は知らず知らず退化している。それが果たして文明なのだろうか。『北の国から』はここから発想した」
出典:http://biz-journal.jp/2016/06/post_15433_2.html
1982年に連続ドラマが終わった後も、スペシャルドラマとして、2002年まで北の国からは続きます。
登場人物も20年が経過し、1981年当時は小学生だった役者が、時の経過とともに、リアルに成長した姿を見せたドキュメンタリーのようなドラマです。
2014年第64回ベルリン国際映画祭監督賞を受賞した「6才のボクが、大人になるまで」という映画で、同じ役者が12年間同じ役を演じたことで話題になりましたが、
同じようなことを30年前に倉本さんはやっていたんですね。
●富良野塾から富良野GROUPへ
倉本さんは、1984年に私財を投じて富良野塾を開設します。
スポンサーリンク
富良野塾は、脚本家や俳優の養成施設で、2年間共同生活をしながら、脚本の創作や俳優としての稽古をします。
授業料は無料ですが、地元農家から依頼される農作業で生活費を稼ぐという、とても硬派な塾です。
倉本さんは、この塾で、後進の育成にあたっていたみたいですが、2010年4月4日、25期生卒塾をもって閉塾します。卒業生は380名を数えていました。
閉塾した理由に年齢もあるでしょうが、入塾生の質の低下により、カルチャーセンターに入るような感覚で来ているということを実感させられたことが原因だという説もあります。
倉本さん自身の脚本に対する思いが強すぎるだけに、生徒の思いの軽さに耐えられなかったんですかね。
富良野塾は閉塾してしまいましたが、その従来の活動は卒業生が中心となって、「富良野GROUP」と名を変え受け継がれています。
●シニア向けドラマ「やすらぎの郷」を提案。今なお現役
倉本さんは現在81才。日本人男性の平均寿命に到達しています。
もうこの年になると、自分の終わりのことを考えても良さそうですが、倉本さんは、まだ現役を貫く意思があるようです。
2017年春から、テレビ朝日に、新しい帯ドラマ枠が登場します。
スポンサーリンク
その枠というのが、倉本さんが、「夜のゴールデンタイムに若者向けのドラマが数多く放送され、大人の観るドラマが少ない」
として、「大人のための帯ドラマ」をテレビ朝日に企画提案して、実現したものなんです。
その新しい帯ドラマ枠第1弾が、オリジナルドラマ「やすらぎの郷」です。
2クール放送の予定で、物語の舞台は、テレビ人専用の老人ホーム。
そこに集うのは全盛期の映画、テレビ界を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストたち…。かつての大スター集団が繰り広げる、ノスタルジー漂う人間喜劇をお届けするそうです。
主演は、石坂浩二さん。他にも、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫、藤竜也、ミッキー・カーチス、山本圭などなど、ベテランがずらり。
まさに大人のためのドラマw
果たしてどんな作品になるのか、楽しみです。
●まとめ(関連記事他)
脚本家の倉本聰さんについて、
・名作「北の国から」で、豊かさとは何かを表現。
・富良野塾で後進の育成にあたる。
・2017年春から新ドラマ「やすらぎの郷」スタート
そんな倉本聰さんが、12月8日放送の「ファミリーヒストリー」に出演します。倉本さんの出生の秘密とは?注目です。